「普段はコンタクトにしているけど、最近はメガネでおしゃれをする女性も増えてきた。私もコンタクトじゃなくてメガネにしようかな」
「メガネよりもコンタクトの方がイイって聞くけど、本当なの?もし、そうならコンタクトに変えようかな」
というように、コンタクトにするかメガネにするか、お悩みの女性は意外と多いのではないでしょうか。
そこで、コンタクトとメガネを徹底比較し、その違いや使いやすいのがどちらか?といったことを詳しく解説します。
コンタクトとメガネでは度が違います。
そのため、コンタクトの度数と同じ度数のメガネにすると、見づらくなります。
これは、コンタクトは角膜の表面に直接つけるのに対して、メガネは目とレンズまで一定の距離があるためです。そのため、コンタクトからメガネに、もしくはメガネからコンタクトに変える場合はレンズの度数換算を確認しましょう。例えば、コンタクトのレンズ度数が−4.00のとき、メガネのレンズ度数は−4.25となります。
また、メガネをつくるときは瞳孔(どうこう)距離の測定も必要です。この測定は、両目の瞳の中心同士がどれくらいあるか測るもので、大人の女性なら58ミリから64ミリといわれています。
ちなみに、この瞳孔距離は、コンタクトをつくるときは必要ありません。
コンタクトとメガネでは度が違うだけでなく安全性も違います。
メガネをかけていて目が傷つくことは一般的にないですよね。しかし、コンタクトは目に支障をきたす場合があります。なぜなら、先ほど少し触れましたが、コンタクトは角膜に直接つけるからです。
ただ、そうはいっても、コンタクトをつけている女性はたくさんいらっしゃいます。
なぜ、メガネの方が安全性が高いのに、コンタクトをつける方が多いのでしょうか。それは、光学的なことが理由にあります。
例えば、あなたは近視だとします。通常、近視の場合は対象となるモノが小さく見えます。そのため、度数の強い近視用のメガネをかけると、適切な見え方を保つことがむずかしくなります。
それに、近視であればあるほど、メガネのレンズはどんどん分厚くなっていきます。ですから、ピントがズレて見づらくなるのです。一方、コンタクトはそういった支障がありません。
コンタクトは対象となるモノが適度な大きさで見えますし、レンズが眼球に合わせて動くので、ゆがみもさほど感じないでしょう。
つまり、コンタクトは、見え方のクオリティがメガネに比べてはるかに高いのです。
さて、ここまでコンタクトとメガネの違いについてお伝えしてきましたが、コンタクトにもメガネにもメリットとデメリットがあることがわかります。そこで、選択肢のひとつとなるのが、コンタクトとメガネの併用です。
これは、コンタクトとメガネそれぞれのデメリットを補う使い方です。
例えば、パソコンなど液晶デバイスを使って作業するときだけメガネをかけて、コンタクトをつかう回数を減らすといった方法があります。これなら、液晶画面の見すぎで目が乾燥することを防ぐことができますし、コンタクトの装着時間が長くなって目が疲れることの予防が可能です。
また、普段はコンタクトだけど休日にお出かけするときはメガネをかけて、目の健康を意識するのも良いでしょう。
このように、コンタクトとメガネを併用するのも目にやさしい使い方といえます。
こうして考えると、コンタクトとメガネはどちらが優位とったことは一概にいえないのが現状です。
そのため、コンタクトにするかメガネにするかは、あなたの好みによります。
ただ、目はモノを見る大切な器官ですから、目にやさしい使い方を意識することで目の健康を保つことができます。
まずはコンタクトとメガネの違いをよく理解してから、どちらが使いやすいかを検討しましょう。