ヘアスタイリストに聞く「メガネとヘアスタイルの相性とは？」｜プロフェッショナルインタビュー

今回は横浜の人気美容室”hair LORAN yokohama”にて統括マネージャーを務めるMAKOTOさんにお話しを聞いてまいりました！

MAKOTOさんプロフィール

ヘアースタイリスト歴20年
神奈川県横浜市『hair LORAN yokohama』統括マネージャー

得意なスタイリングはカジュアル、ストリート
ベテランながら、しっかりとしたカウンセリングを行い、お客様とイメージのシェアを大切にしている

トレンドを取り入れた、立体感あるカラーリングとデザインカットに定評があり、男女ともにファンが多い人気ヘアスタイリスト

hair LORAN yokohama　instagram：https://www.instagram.com/hair.loran.yokohama/?hl=ja

メガネ着用時のヘアスタイリングにはサイドバランスが重要！

—MAKOTOさんがメガネを掛けているお客様のスタイリングやカットをするとき、注意していることはありますか。

まず、女性の場合はメガネの掛け方で、ヘアスタイリングのバランスが変わることがあります。たとえばメガネを掛けた時に左右の水平がズレていると、髪型も左右のバランスが崩れます。

メガネの女性には、必ず『耳周りの髪のボリューム感をスッキリさせる』ことを念頭に置きますね。たとえば髪を下ろしているときよりも、アップにしているときの方が非常にバランスがとりやすいんです。

なので、メガネをかけている女性にはセルフスタイリングについて、「サイドバランスに気をつけながら、耳周りをすっきりさせるよう」アドバイスしたり、アレンジやブローの相談に乗ったりしていますね。

カットには『耳後ろの髪のボリュームを抑える』ことで、髪の毛に挟まるメガネのテンプル（柄の部分）で髪が膨れ上がらないようにしています。これをやらないとメガネを掛けた時に正面から見ると、髪の毛が膨らんじゃうんですよね。

スタイリングとメガネフレームの最適なバランスとは？

メガネとヘアスタイル・カラーの相性は”対極”がポイント！

—ヘアスタイルやカラーとの相性も関係してきますか？

ぼく自身の好みというのもあるんですが、たとえばメガネフレーム自体が太くてブラックだったりブルーだったり、プラスチック系のガッチリしたタイプは耳周り、及び全体をスッキリさせた方が良いのではと考えます。

これは男性にも言えることで、少し前まで耳元を刈り上げるスタイリングが人気でしたが、その時も黒縁のメガネが流行りました。頭皮の地肌が見えるぐらいギリギリまで刈り上げることで、黒縁フレームとの相性が格段に増してきます。

カラーでいうと、クラシックな太めの黒縁プラスチックフレームなどの場合は、髪のカラーは対極で明るめにしてスッキリさせる感じがおすすめです。

ほら、欧米の女性の方は黒縁の太いメガネをかけてもカッコよく、しかもバランス良く感じますよね？

「黒髪に黒縁で統一感を出したい」という方もいらっしゃいますが、全体のファッションスタイルもこだわらないと重くなりがちでむずかしい気がします。

あえて、メガネフレームと髪型、カラーを対極にするとバランスが保ちやすく、さまざまななファッションにも馴染ませやすくなるんですよ。 

—では毛量にボリュームがあり、ダークカラーのヘアスタイルにはどんなフレームが合うと思いますか？

僕はメタルフレームのカワイイ柔らかい感じをおすすめしますね。

いまは、ボストンシェイプのメタルフレームのような、細くて柔らかいデザインで軽いフレームの人気がありますよね？

カラーもたくさんあって、メタルフレームでも単色ではなく、縁にべっ甲柄をあしらったものや、メタルとプラスチックのコンビネーションのようなものもあります。

ボリュームを持たせたヘアスタイルやダークカラーの髪には、女性らしいカラー華奢なメガネが映えると思いますよ。

メイクとのバランスも重要！

それから 専門外ではありますが、やはりヘアスタイリストとしては、メイクなども考慮してお客様にアドバイスをしています。

今はどちらかというとマット系のメイクが主流なんですよね。ですが、ヘアスタイリングとしてはウェット系のスタイリングが主流なんです。

対極でバランスをとるようなメイクとヘアスタイルがトレンドなので、メガネでもそのバランス感を大切にすると、自然に調和して今っぽくなると思います。

—さすがです。メガネ女子にとって有益なアドバイスです。

あとは最近、洋服でもメガネでもいろんなところでファストファッション化がすすみ、安価でもある程度質の良いオシャレなものが増えてきましたよね。

メガネも含めていろんなアレンジを試してみながら、あたらしい組み合わせやバランスなどを発見していくのも面白いのかなと思いますね。

MAKOTOさん自身もメガネ愛用者

メガネ女子のヘアスタイルやヘアカット、さらにはトレンド全般について詳しくアドバイスができるMAKOTOさんは、メガネ歴20年とのこと。メガネを掛けるキッカケやこだわりについても伺いました。

ぼくがスタイリストになりたての20年くらい前に携帯ゲームが流行ってまして、自分もゲームに没頭してたんです(笑)。

そしたらある日鏡越しにお客様の顔がぼやけてるのに気づきまして…。

—ゲームのやり過ぎ？

そうなりますね～（笑）

—実は私もそうなんです。結構いらっしゃるんですよね～。ゲームあるあるですね。

その時までは、めちゃくちゃ視力が良くて、視力検査ではいつも2.0くらいあったのですが、見えづらくて眼科ではかったら0.6くらいと言われて。めちゃくちゃ落ち込んだのを覚えてますね(笑)

—でも、MAKOTOさんがメガネ女子のヘアスタイリングなどに説得力があるのは、ご本人がメガネ愛用者っていうのも関係するかもしれませんよ。ちなみにいまメガネは何本くらいお持ちですか？

いまもってるのは4本ですね。そして日々ファッションにあわせてメインでつかっているのは2本になります。

本当はもっと持っているんですが、やはりメガネも緩やかに流行みたいなのがあるので、昔掛けていたメガネが似合わなく感じますよね。そういう理由でこだわりの4本を大事に使ってる感じです。

—ちなみにメインで使っている2本はどんなタイプですか?

今かけているブロウタイプと、もう一本はメタルのボストン型になります。

色褪せてきてしまったクラシックな太めのフレームも欲しいなと思っています。

—もう一度言わせて下さい、さすがです。トレンドにあわせてメガネも変えるんですね。
MAKOTOさん、本日はお忙しいところ、メガネ女子が取り入れやすいアドバイスを誠にありがとうございました！

編集後記：メガネとヘアスタイルの対極感がトレンド

メガネ女子には

・耳周りの髪のボリューム感がスッキリしたヘアスタイル

・太めのプラスチックフレームには明るめのヘアカラー

・ダークなヘアカラーや重めのヘアスタイルには、軽い印象のメタルフレームやべっ甲のコンビネーションフレーム

がおすすめです。ヘアスタイルとメガネのバランスを楽しんでください!

—とてもオシャレで雰囲気のあるMAKOTOさん！

メガネだけではなくファッションやトレンドにも詳しく、とても魅力的で優しい方でした！

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