昔は視力を矯正するためのアイテムというイメージが強かったメガネですが、近年ではおしゃれアイテムの一つとして考えられることが多く、ファッション誌などでもメガネについての記事を目にすることが多くなってきましたよね。
でも、メガネって帽子やマフラーなど、他の小物とのバランスが難しく、その組み合わせだけでなく全体のコーディネートが野暮ったくなってしまいがち…。そこで、こちらでは小物使いが多くなる冬の着こなしの中から、特に出番の多いニットキャップとマフラーにメガネを合わせる場合のバランスについてまとめていきます。
まず、冬の定番アイテムでもあるニットキャップとメガネのバランスから。ニットキャップは、カジュアルな印象の強いアイテムですが、キチンと感のあるメガネを合わせることで洗練された印象を演出でき、コーディネート全体を格上げしてくれます。ただし、バランス感を間違えてしまうと、かなり重たい雰囲気になってしまうため、注意が必要です。このとき注意すべき点は、実はニットキャップでもメガネでもなく、“ヘアスタイル”です。
ニットキャップとメガネの組み合わせは、こなれ感を演出するだけでなく、メガネが顔の輪郭をカバーして小顔に見せてくれる効果も期待できます。しかし、顔まわりがすっきりしないため、ちょっぴり野暮ったさも出てしまいがちです。そこで、フェイスラインの髪はすっきりさせることで、軽やかで洗練されたスタイルに仕上がります。特に重要なのが前髪。前髪はニットキャップに隠しておでこを出すのがおすすめですが、抵抗があるという方も多いかもしれません。そんな方は、前髪を左右どちらかに流し、半分程度でも構わないのでおでこを見せるだけでもすっきりした印象になります。また、フェイスラインにかかる髪は、少し後れ毛を残しつつ耳に掛けると、ニットキャップとのバランスも良く、メガネの存在感もアップしますよ。
ちなみに、ニットキャップはどんなフレームとも相性抜群ですが、セルフレームの場合、フレームとニットキャップのカラーをリンクさせると統一感のあるファッションが楽しめます。また、メタルフレームの場合は、セルフレームよりもやや知的な印象を与えるため、ニットキャップとの絶妙なバランス感により、コーデがワンランク上のマニッシュスタイルに仕上がります。
こちらも冬に大活躍のマフラーですが、メガネを合わせることで顔まわりをより華やかに見せることができます。マフラーの場合、ボリューム感に合わせてメガネを選ぶと、バランス良く、おしゃれな印象をまわりに与えることができます。
例えば、マフラーがボリューム感のあるデザインの場合、メガネも存在感のあるウエリントン型やボストン型がおすすめで、すっきりとしたデザイン、もしくは巻き方の場合はハーフリムやフォックスなど、メガネもすっきりとした印象のものをチョイスすれば、コーディネート全体が締まった印象になり、ワンランク上のメガネスタイルを楽しむことができます。
こちらも、フレームの色柄はどんなものでもOKですが、やはりマフラーとフレームのカラーをリンクさせると、統一感が出てこなれ感が演出できます。
冬小物とメガネのバランスはいかがでしたか?
メガネはコーディネートに取り入れるだけで、周りと差のつくスタイルが楽しめるアイテムです。特に冬はカジュアルアイテムが多いため、ややフォーマルな印象を演出できるメガネは大活躍のアイテム。あなたもぜひ、冬小物とメガネをバランス良く合わせて、カジュアルな中にも洗練された印象のトータルコーデを楽しんでみてはいかがでしょうか。