メガネ業界で活躍するOWL PRODUCTデザイナー、鈴木さんにインタビューをしました。
今回は、レディース向けのメガネフレームづくりにかける思いやこだわりを紹介します。
目次
1999年5月に原宿にてサングラスブランドとしてデビュー
さまざまなアパレルブランドと積極的にサングラスのコラボレートをして知名度を上げる
当時オプティシァンロイドに師事を受け、2006年にオプティカルラインをスタート
2012年オフィスを目黒に移転し現在に至る
著名人に利用者が多く、度々有名ファッション雑誌にも取り上げられることも
—OWL PRODUCTさんはユニセックスブランドです。メンズ、レディースといったカテゴライズはなくても、デザインの感覚的にレディースだと感じるモデルはありますよね。OWL PRODUCTさんが考える、レディースフレームはどういったことが特徴でしょうか。
まずはカラーですね。色がイメージとして先に出てきます。
メガネのデザインから、かける人の髪の色や洋服の色をイメージしつつ、どういうカラーがこのデザインには必要なのかを考えます。
—定番カラーやよくつかわれているカラーは何色ですか?
バイオレットですね。バイオレットは、日本人の肌の色とも相性が良く、きれいに映える。表情も明るくなるんです。
表情が明るく見えることは、ポジティブになれる要素だととらえています。
ほかにも、バイオレットにこだわる理由は明るめの髪色に合うというのが大きいです。女性は男性よりも髪の色にこだわりを持ちますし、髪の色はオシャレに見える要素が強いですよね。
そうした女性の美しさやおしゃれを意識したときに自然と浮かんだイメージがバイオレットです。
モデル名「todo bien」( トドビエン) スペイン語で「問題ないよ 」という意味
あとはグリーンも意外に多いですね。お客様からのリクエストが多いのが、グリーンのメガネをつくる理由のひとつです。需要に反して、市場にグリーンのメガネが意外に少ないんですよね。
明るめのグリーンは抵抗がある人もいると思うのですが、OWL PRODUCTが使う深めのグリーンだと、肌馴染みがよく使いやすいんですよね。
green flash グリーンフラッシュ 夕日が落ちる瞬間に見える緑の光 幸運をもたらすといわれている
—-レディースのメガネでほかにこだわっている点はありますか?
女性のメガネは、サイズ感が非常に大事だと思います。
デザインやフレームタイプなど「カタチ」も、もちろん大事なのですが、サイズ感はもっと重要ですね。
女性は、男性と比較すると瞳孔間距離や顔幅が狭いのですが、売れ筋のメガネをよく見ると、女性がかけるメガネの「ベストなサイズ感」がだんだんわかってきますね。
—最近クラッシックブームでレンズ縦幅の大きなフレームがメインです。そんななか、OWL PRODUCTでは横長で、シャープなスクエアフレームが多い傾向ですよね。何か理由はありますか。
OWL PRODUCTでは、流行はあまり追わないようにしています。
「いつでもどこでもかけられるメガネ」をテーマにしていて、ポップさを意識しています。
幅広い方々が掛けられるように、コアなものではなく、「王道を行くようなデザインをやりたい」というのが根底にあります。
ポップなOWLオリジナルメガネケース
—OWL PRODUCTユーザーやファンに向けて、何かこだわりを教えてください
実は、OWLのメガネにはブラック単色のフレームが少ないんです。
—え?ブラックが少ないのは珍しいですね。
そうですね、あくまでもポジティブで行きたいので。よそでは話していないのですが、OWL PRODUCTのモデル名にはポジティブな意味が多いんです(笑)。
にこやかにインタビューに応じるOWL PRODUCT鈴木さん。
OWL PRODUCTのメガネやサングラスを掛ける人たちが、「ポジティブな気持ちになれたらいいな」という願いが込められています。あんまり言ってこなかったですけど、実は(笑)。
—これを機に拡散しましょう!!
OWL PRODUCTのブランドネームのモチーフはフクロウ。知恵の神様であり、古来から日本ではフクロウモチーフは幸運を呼ぶラッキーアイテムとして知られています。
OWL PRODUCTでは、女性の肌になじむカラーやサイズ感、そしてメガネをかける人の毎日がキラキラとポジティブに輝くこと、を念頭にレディース向けフレームをつくっています。
メガネをかけたときに明るい気持ちになりたい女性や、流行を追ったメガネフレームに抵抗のある人は、ぜひ試してください。
—OWL PRODUCT:鈴木さん、本日はお忙しいところ誠にありがとうございました!
とても気さくで優しい方でした!!