「最近、目の奥が痛い」それで、眼科や脳神経外科を受診してはみたものの、痛みがまったく治らない。
もしかしたら、目の奥が痛い原因はメガネかもしれません。あなたが今かけているメガネは大丈夫でしょうか。「目の奥が痛い」とか「頭痛や肩こりが増えた」という方は、ぜひ一度ご自身のメガネをチェックしてみましょう。
目の奥が痛い原因を探る前に、そもそも目の奥とはどのあたりを指すのでしょうか。人によって微妙な差はあると思いますが、眼球の数センチ奥がいわゆる目の奥といえます。
そして、目の奥が痛いという方は、その部分の痛みが断続的に起こるのでしょう。
では、なぜ目の奥に痛みを感じるのかというと、目と目の周りにある神経に障害が生じるからです。
例えば、パソコンやスマートフォンなど、画面を近い位置から長時間見ていると目に影響が出てくるでしょう。これは、目の筋肉が緊張して水晶体を厚くするからといえます。そして、筋肉が悲鳴をあげるのですが、それこそが「目の奥が痛い」とか「目が重たく感じる」といったことです。
痛みのしくみはお分かりいただけたと思いますが、この状態を放っておくと一体どうなるのでしょうか。当然ながら、体の不調につながることは容易に想像できますよね。
実際に、長時間パソコン画面を見続けたために起こる病気で、VDT症候群があります。これは、Visual Display Terminal syndromeの略で、眼精疲労の蓄積から目の痛みや頭痛・肩こりなどを引き起こすものです。
例えば、クリエイティブ系の仕事をしていて、フォトショップやイラストレーターといったソフトで編集作業を長時間する方は要注意といえます。確かに、パソコン作業をしている方の9割は、頭痛や肩こりがあると言われるくらいですから気をつけなければいけない問題です。
こうして考えると、仕事でパソコンを使うことはNGなのかと思ってしまいますよね。でも、あきらめる必要はありません。
なぜなら、これまでお伝えしたような症状は、あなたの今かけているメガネが原因かもしれないからです。そのため、自分の目に合うメガネの必要性を知りましょう。
パソコン作業を仕事として行っている方は、単純に作業時間を減らそうという話にはならないですよね。そこで有効なのが、メガネを新調することです。
あなたの眼精疲労やVDT症候群の原因がメガネにあるとしたら、自分に合うメガネをかけることで、目にとって余分な疲労をためずに済みます。ですから、今かけているメガネが自分に合っているか確かめてみましょう。
買った当時は何も問題なかったかもしれません。しかし、長い期間つかっていれば年齢的な理由から支障が出ることもあります。また、メガネを作ったとき「はっきり見えるように」と過矯正したレンズは、近くのものを見るときに余分な力を消費するのです。
このように、目に余分な疲労がたまることで、眼精疲労さらにはVDT症候群と体の不調を引き起こしてしまいます。ですから、自分に合うメガネに変えることで疲労が回復する可能性があることを、ひとつの知識として覚えておくと良いでしょう。
もちろん、ほかの病気にかかっているかもしれませんから、眼科や脳神経外科など病院に行くことも選択肢に入れておいてくださいね。
目の奥が痛いという原因は、メガネにある可能性をお伝えしました。
あなたもご紹介したような目の不調を感じたら、一度メガネ店を訪れてみましょう。
自分に合うメガネでパソコン作業をしたら、仕事がめちゃめちゃはかどる!なんてことも十分あり得ますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。