サングラスをかけるのは真夏だけ、という人は少なくありません。イメージ的にもサングラスは夏のファッションアイテムという人もいるでしょう。しかし実際にはサングラスを掛ける人は春先から急増します。サングラスが春先にも必要な理由をわかりやすく説明します。
サングラスは夏のもの、春に掛けるのは抵抗がある、という人もいるでしょう。しかし、春にもサングラスをおすすめするのには、医学的な理由があるのです。
アイウェア愛好者や専門家が、春にサングラスをお勧めする理由を見ていきましょう。
年々、日本の街中でも紫外線量の多い夏に、サングラスを利用する人は増えてきました。しかし、気象庁が発表する紫外線データ集を見ると、紫外線量は3月~4月にかけて急速に増えます。4月の紫外線量は夏の終わりの9月とほぼ同じ量です。
一説には、「視覚で眩しさを感知するだけで日焼けする」ともいわれています。紫外線による悪影響から肌を守るために、視界に紫外線を感じると肌本来の持つ力でメラニン色素を多く排出してしまうそうです。
また、年を重ねると発症する人が多い、緑内障の原因のひとつにも紫外線があげられます。
過度な紫外線を浴びることは美容にも目の健康にも悪影響をおよぼします。浴びた紫外線は体内で蓄積されるので、夏に向けて紫外線量の増える春にもサングラスは必要です。
スギ花粉へのアレルギーなどで春にメガネをかける人は多いでしょう。確かにメガネをかけるだけで花粉が体内に入る量は40%もカットされるというデータがあります。さらに、花粉用のメガネであれば、もっと高い効果が期待できます。
花粉の舞う季節は、普段サングラスを愛用するという人でも、マスクとサングラスの同時着用に抵抗があってメガネをチョイスする人は少なくありません。しかし、花粉症の季節には目をこすったり、鼻水と涙が出たりすることで、アイメイクが目の内部に入ることがよくあります。当然、マスカラやアイシャドウなどの化粧品は目の健康を害する恐れがあるため、花粉の飛散する季節にはアイメイクをしないのがおすすめです。
アイメイクなしが心もとない女性には、サングラスはとても便利でしょう。眩しさを感じると、目を保護しようと涙が流れるため、花粉とのダブルパンチにもなりかねません。紫外線をカットできるサングラスを花粉症の人がかけるのはとても合理的なのです。
春には紫外線量や花粉の飛散量が増えるため、目を保護できるサングラスがおすすめです。
春用の洋服や小物をそろえるときは、コーディネートに合ったサングラスも見つけられるとよいですね!サングラスをプラスした春のおしゃれを楽しんでください。